※ 3)、4)、5)、6)がWindowsNT(R)4.0との接続で考えなければならない要素です。
3) セットアップには管理者の権利が必要
H/PCエクスプローラは管理者の権利を持ったログイン名で入らないとセットアップできません。ネットワーク関連を始め、システムにかかわる部分に追加、変更を加えるためです。
4) RASサービスの設定
RAS（リモートアクセスサービス）はWindows(R)95でのダイヤルアップネットワークに相当する機能です。H/PCエクスプローラをWindowsNT(R)4.0にセットアップすると、Windows(R)95でTCP/IPやRAS関連が組み込まれてないとWindowsNT(R)4.0のCD−ROMをセットするように求められますので、必ず正しくシステムディスクをセットして組込んで下さい。WindowsNT(R)4.0に接続して使うには、このRASが組み込まれ、さらにサービスとして動作していなければなりません。ＰＣ側で管理者の権利でログオンし、［スタート］−［プログラム］−［管理ツール（共通）］−［リモートアクセス管理］を開いて、サーバー（操作しているNTのマシン）の名前で状態が「実行中」にしていただき接続の動作を確認して見てください。
5) ログインユーザーの設定
カシオペアからケーブルでの接続を通してWindowsNT(R)4.0にログオンするという形になります。WindowsNT(R)4.0はWindows(R)95と比べてセキュリティ管理がしっかりしているので、その際に使用するログオン名はWindowsNT(R)4.0側でログオンの権利をもっていなければなりません。カシオペアと接続する際に、「ユーザーログオン」のウィンドウが画面が表示され、「ユーザー名」「パスワード」「ドメイン名」（+「パスワードの保存」）の入力を求められます。最低限「ユーザー名」「パスワード」の入力が必要で、これはつなぐWindowsNT(R)4.0のＰＣ側で操作したときにログイン出来る権利をもつユーザー名と同じものが必要です。うまくいかないようなら、まずguestのアカウントを有効にして試してみてください（guestはNT4.0 Worstaionでは初期値で有効、Serverでは無効）。
6) RASのアクセス権の許可
WindowsNT(R)4.0ではログイン出来ることと別に、RS232C経由（ダイヤルアップやケーブル接続）で接続することの権利（RASのアクセス権）が別に必要です。［スタート］−［プログラム］−［管理ツール（共通）］−［リモートアクセス管理］を選択し、［ユーザー］−［リモートアクセスの許可］で該当するユーザーに許可が与えられてなければカシオペアと接続できません。うまくいかないようなら、まずeveryoneに許可を与えて試してみてください。
この設定がうまくされてないと「重大なエラー」の６２３や６４９がでます。
また、H/PCエクスプローラで接続に失敗したあと、再度通信を実行しても「H/PCとの接続待機中」で繋ぎにいこうとしない場合があります。その場合は、待機中にしたまま、カシオペア側の「ＰＣリンク」を実行してみてください。ユーザーログオンの画面が表示されますので、正しいユーザー名とパスワードを入力すれば接続できます。
ログオン画面で「パスワードを保存」にチェックをつけ、１度正常につながれば、次回からはログオン画面なしでつながるようになります（接続した際に使用したユーザー名やRASのの権利がなくなると、再度ログオン画面が出てきます）。
以下、Windows(R)95と同様のチェックポイントの設定確認/変更場所です。これには管理者の権利が必要です。ＰＣとカシオペアとの接続で、カシオペア側にログオン画面が出てこない場合は、これらの設定の確認、変更が必要と考えられます。
1) COMポートの設定
COMポートは［スタート］−［設定］−［シリアルポート］で該当するポートを選択して［設定］−［詳細］を選択するとI/OポートアドレスやIRQの設定を確認/変更できます。
2) 通信条件の設定
COMポートは［スタート］−［設定］−［シリアルポート］で該当するポートを選択して［設定］を選択すると通信条件の設定を確認/変更できます。モデムは［スタート］−［設定］−［モデム］で該当する「シリアルケーブル PC−PC接続 COMx」を選択して［設定］を選択すると通信条件の設定を確認/変更できます。
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