Front DataBase
大容量データベースを手の平で軽快に操作
WindowsCE搭載の高性能パームサイズPCカシオペアと256MBコンパクトフラッシュカードの組み合わせで、大容量のモバイルデータベースの利用が可能。
データベースエンジンに、モバイル・データベースではNo.1のシェアを誇るサイベース社製品を採用し、大容量データへの対応と高速アクセスを実現しました。二重三重のセキュリティ対策を施し、安全性、機能性、携帯性を高い次元で実現します。
運用概要
二重三重のセキュリティ機能で機密性を確保
カシオ独自のMDSR暗号技術や端末管理技術を駆使して、高度なセキュリティ対策を施しました。
モバイルデータベースにダウンロードされるデータは、MDSR※で暗号化
データ参照・更新はデータベースが暗号化された状態で行なうため、データベース全体を復号するためのディスク容量と時間を必要としません。
また、端末に異常が発生してもデータベースが復号された状態でメモリ上に残ることがないので安心です。
データマネージャーで暗号化の有無を指定するだけの簡単操作です。
※MDSRは、カシオが開発した多次元空間回転アルゴリズムを使った共通鍵暗号方式で、鍵長が非常に長く安全性が高い上に、1MB / 秒の高速で暗号化処理。 大規模ファイルデータベースの暗号化に最適です。
あらかじめ指定した端末以外は、CFカードにアクセス不能
CFカードに格納されたデータは、PCで簡単に中身をみることができてしまうため、パスワード認証やデータ暗号化だけでは心配です。そこでCFカードそのものに認証IDを設定。指定した携帯情報端末E-80、E-800、およびPC以外はアクセスできなくしました。これによりデータの外部漏洩を未然に防ぐことができます。
モバイルデータベース開発環境を提供
ドラッグ&ドロップによる簡単な操作でフォーム編集ができる開発環境を用意しました。
各種コントロール機能もあらかじめ組み込まれ、モバイル・データベースの構築やアプリケーション開発が短期間で行なえます。
データマネージャー
- サーバ上の企業データを必要な部分だけ切り出し、モバイルデータベースを作成
- データベースを高速に暗号化
- PCと端末間のデータ配布 / 収集機能
- プログラム変更が発生しても、データ配布時に自動的に変更分を端末に反映
- 厳重なセキュリティ設定(パスワード、データ暗号化、CFカードセキュリティ他)
フォームビルダー
- ドラッグ&ドロップによるフォームレイアウトの指定
- ボタンをクリックしたときの挙動など、各種コントロールの設定
- データベースアクセス(登録、参照、削除、更新)
- コーディングレスでアプリケーションの開発が可能
- アクセス履歴出力機能
検索ビューア
- フォームビルダーで作成された端末アプリケーションを実行
- 暗号化されたモバイルデータベースの高速アクセス
- 実行時はデータの暗号 / 復号処理を自動的に行う
- 検索、実行時の履歴保存機能
- アプリケーションのフォームや初期値を携帯端末上でも変更可能
MDSR暗号ライブラリ
- MDSR暗号ライブラリを使用する事によってVB6.0、VC++6.0で開発したアプリケーションにも使用可能です。
CFカードセキュリティ
- CFカードを紛失しても他のパソコンや携帯端末ではアクセス不可
- 携帯端末側のアプリケーションは修正不要
- パソコン側で簡単な設定とCFカードへデータ配布時にコマンドを呼び出すだけです。