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導入事例のご紹介 <プロジェクター>

株式会社メディアファクトリー 様

オフィス内サイネージとしての活用も:ランプ交換手間いらず!スリムなプロジェクターでメンテナンスの手間とコストを削減

メディアファクトリーでは、カシオの「グリーンスリムプロジェクター」を会議室前の共有スペースに、「スーパースリムプロジェクター」を会議室に、それぞれ天井に設置し利用している。薄型で圧迫感の少ない両機種は会議室利用者の意識の邪魔になりにくく、またランプ交換の手間が省けるグリーンスリムプロジェクターは、業務時間中ずっと映像を流し続ける共有スペースにおいてメンテナンスの手間や保守費用の低減に役立っているという。

グリーンスリムプロジェクター
グリーンスリムプロジェクター

 コミックスや書籍、アニメーションや映画など多彩な分野のエンタテインメント作品を手掛けるメディアファクトリー。同社の会議室には、制作者やコラボレーション相手の企業など、さまざまな人が出入りしている。複数の会議室の間にある共有スペースでは、現在、カシオの「グリーンスリムプロジェクター」が活躍している。この空間には同社が手掛けた書籍などを並べた本棚が置かれ、グリーンスリムプロジェクターからは映像作品が壁に映し出されている。会議前後のちょっとした時間、あるいは共有スペースに置かれたテーブルでのちょっとしたミーティングなどの際、来客の目を楽しませる工夫だ。

天井設置でも圧迫感の少ないスーパースリムプロジェクターを会議室などに導入

 「当社は出版社だけに、会議資料などで“紙”を利用する人が多いですね。特にカラープリントの枚数は相当なものでした」と、経営管理部 システム・総務担当の川原信治氏は話す。

 コミックスやアニメといった作品について打ち合わせする際、モノクロだとイメージが伝わりにくいという感覚は理解できるだろう。また、紙であった方が良い用途もある。例えば、数十ページもの作品の原稿を会議資料に添付して、会議参加者が各自のペースで読むこともあるという。

 しかしカラー印刷のコストは高くつくものだ。その対策として川原氏は、カウンタ料金の値下げ交渉なども行う一方で、紙をできるだけ使わずに済むようプロジェクターの利用促進を図っている。前述のように業務の都合から紙を完全になくすことは難しいが、プロジェクターを気軽に利用できる環境を整えていくことで、紙でなくてもいい用途に役立ててもらおうというのである。そこで、まずは2年半ほど前、会議の邪魔になりにくいようプロジェクターを天井に吊り下げ、配線が不要なワイヤレス対応機種(他社製)を導入した。

 「ところが、使いやすくなるだろうと思って導入したワイヤレス対応機種は、使い勝手がいまひとつだったのです。例えば、PC側に制御ソフトを入れて設定をしなければならないし、また表示にも若干のタイムラグが生じて、手許で画面を切り替えてもプロジェクター画面が切り替わっていないなど、不便な面もありました。そこで、昨年夏に会議室周辺を一部改装した際、天井や壁の裏側にRGBケーブルを引き回して、壁の下の方からダイレクトに接続できるようにしたのです」(川原氏)

 この際、導入されたのが、カシオの「スーパースリムプロジェクター」だ。同時に、会議室前の共有スペースにも同じ機種を設置した。共有スペースで上映される映像コンテンツは、来客などの目に付かないように設置したDVDプレーヤーからのもので、会議室と同様に壁や天井からビデオケーブルを通し、プロジェクターと接続されている。

 「会議室では、ケーブルを引き回したことで、以前より使いやすくなったと言われました。一方、共有スペースは来客が目にする機会の多い場所ですから、このように薄型で圧迫感のない機種がピッタリですね。カシオのプロジェクターはデジタルサイネージに使われるケースも多いと聞いていますが、そういった使い方がされることも納得できます」(川原氏)

ランプ寿命をきっかけに、ランプ交換の手間が省ける
グリーンスリムプロジェクターを採用

 必要な時だけ電源を入れて使う会議室のプロジェクターとは違い、会議室前の共有スペースでは、業務時間中ずっと、プロジェクターから映像が上映されている。しかし、スーパースリムプロジェクターを含め多くのプロジェクターで使用されている一般的な高圧水銀ランプの光源寿命は、約2000時間程度(※カシオ従来機種)にすぎない。結果として、利用開始から10カ月あまりで光源寿命を迎えランプを交換しなければならなかったという。

 「その時に初めて、交換ランプの価格を知り、非常に驚きました。ランプ3個分の価格で本体1台が買えるほどなのです。10カ月でランプ1個を消耗するとしたら、30カ月、つまり2年半ほどで2台分の費用が必要になってしまう計算です」(川原氏)

 そこで同社では、新たに提案を受けた「グリーンスリムプロジェクター」を採用することにした。半導体レーザーとLEDのハイブリッド光源で、光源寿命は従来の高圧水銀ランプモデルに比べて約10倍の2万時間(※カシオ従来機種に比べて。2010年8月現在、カシオ調べ)と非常に長いのが大きな特徴だ。メディアファクトリーの共有スペースで映像を流し続けるような用途、あるいはデジタルサイネージとして使う場合などにも、長期間ランプを交換せず済むため、メンテナンスの手間だけでなくトータルのコストも安くできる。

 プロジェクターのランプ交換や、その調達に要する手間も、減らせるならそれに越したことはないというわけだ。

会議室前の共有スペース天井に設置されたカシオのグリーンスリムプロジェクター
会議室前の共有スペース天井に設置されたカシオのグリーンスリムプロジェクター

今後、さらにプロジェクターの活用を図る

 川原氏は、カシオのスリムプロジェクターシリーズの良さを、次のように語っている。

 「基本的に天井に吊って設置しているので、携帯性などはあまり気にしていませんが、例えば社内で使っている、他社製の重く大きなプロジェクターと比較すると、やはり存在感、圧迫感が違います。カシオのものは、邪魔になりません。また、カシオのプロジェクターは前面排気なので熱風が人に当たることが少ないのも助かります。以前、他社の側面排気型プロジェクターの真横に座って、汗だくになりながらプレゼンをしたこともありますから、現場の使い勝手を考えると、この点も大きな利点だと感じています」(川原氏)

 そしてグリーンスリムプロジェクターでは、ランプ交換の手間がいらないというだけでなく、光源が安定しているという特徴もある。例えば電源投入直後でも高い輝度を出せる。また一般的な高圧水銀ランプでは、電源OFF後にランプを冷やすために一定時間のクールダウンが必要で、電源のOFF後すぐにONした場合には、クールダウンするまで電源が入らず、かなりの時間待たされるのに対して、グリーンスリムプロジェクターでは、電源再投入も迅速にできる。普段、プロジェクターを会議で使用する場合には、電源を切らずレンズに蓋をしておくなどして、すぐ使える状態を維持する使い方が一般的だが、グリーンスリムプロジェクターなら使用しない間はまめに電源を落とすことができ、節電にも役立つというわけだ。

 「グリーンスリムプロジェクターの機能には、今のところ満足しています。今後は我々自身が、社内でプロジェクターをもっと活用するフェーズに入らなければいけません。そのためにまず、会議室におけるプロジェクターの累計利用時間などをチェックして、さらなる活用を促すための施策に役立てていく予定です」(川原氏)

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