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導入事例のご紹介 <ページプリンタ>

汐田総合病院

2013年08月21日掲載

GE5000-BRとV2500。適材適所のプリンタ活用で、病院業務の効率化を実現。

汐田総合病院 様

汐田総合病院

「患者さんの立場に立った親切でよい医療」を目標に、医療・介護・福祉の総合サービスを提供する汐田総合病院。24時間救急診療や予防からリハビリまでの一貫医療を実践するとともに、高齢者医療、在宅患者支援にも注力するなど、専門性と総合性を兼ね備えた医療機関として、地域住民の健康を長く支えてきた。2012年から順次、院内の各種システム用にSPEEDIAを複数台導入。業務効率化を通じて、さらなる医療の質の向上に取り組んでいる。

印影付き証書の作成に、GE5000-BRの2色印刷を活用

汐田総合病院は、全国で医療・介護・福祉の活動を展開する全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)に加盟。大きな特徴のひとつとして、誰もが安心して受けられる医療・無差別平等な医療を目指すため、差額ベッド料を取らないなど、独自の医療方針を打ち出している。

全日本民医連は全国で300万を超える共同組織構成員に支えられており、地域で医療・福祉を守る住民組織として、健康なまちづくりなどの運動を行っている。当院の所属する協会は、共同組織である「よこはま健康友の会(友の会)」にも、病院の事業に主体的に参加していただき、よりよい医療や経営を守るために、職員や友の会などの会員に出資金を募り、病院施設や医療機器などの整備に役立てている。

「会員は、当院だけでも2万人を超え、その管理には専用のシステムを利用しています。このたび、この管理システムをリニューアルするのに伴い、出資金証書の発行用に新しく導入したのがカシオのページプリンタGE5000-BRです。」と語るのは、汐田総合病院 情報管理室の西本和紀氏。

従来の会員管理システムでは、証書をモノクロプリンタで出力し、職員の手作業で一枚一枚捺印していた。一方、新しい会員管理システムには、印影印刷機能が付いており、捺印の手間は省けるものの、印影部分のためだけにカラープリンタを使うのはコストパフォーマンスに欠ける。そこで、ローコストで2色印刷できるプリンタを探していたという。

「手作業での捺印は、手間も時間もかかり、ズレやかすれなどのミスも出てきます。その点、GE5000-BRは、いままで通りの操作で印影を美しくプリントでき、印刷スピードも申し分なし。印影付き証書の発行という特化したニーズに、まさにうってつけのプリンタと言っていいですね。」

証書は、A4サイズの用紙にプリント。印影部分の色が、専用に開発した赤トナーで鮮やかに再現されており、公的な書類にふさわしい仕上がりとなっている。

「友の会からの出資金申込みや、給与からの天引きによる増資など、様々な人に、様々なタイミングで証書を発行しているので、印刷枚数はかなりの数になるのですが、紙詰まりなどのトラブルもほとんどなく、用紙補給やトナー交換などもスムーズ。プリンタのメンテナンスで本来の業務が滞ることがなく、とても助かっています。」

モノクロでもなく、フルカラーでもない。2色印刷という特性を活かし、業務の効率化に大きく貢献するGE500-BR。会員管理システムとの連携という独自の運用方法で、今後もさらなる活躍が期待されている。


情報管理室 西本和紀氏

情報管理室 西本和紀氏

経理課に設置されたGE5000-BR

経理課に設置されたGE5000-BR

出資金証書のサンプル

出資金証書のサンプル

基幹システム用プリンタとしてV2500を各所に配備

汐田総合病院では現在、オーダリングシステム、電子カルテ、PACSなどのIT設備を導入し、院内の基幹システムとして運用中。また、2012年11月より、これら医療情報システム用のアウトプット機器として、カシオのカラーページプリンタV2500が新たに導入され、計8台が稼働している(2013年7月現在)。その背景には、システムとプリンタとの相性の問題があったという。

「もともと使っていたプリンタの印刷速度に問題があったのですが、効果的な解決策が見つからず、リプレイスを検討していました。そのとき、候補にあがったのがV2500です。検証してみたところ、印刷速度の向上が得られ、問題なく作動することが判明したので、そのまま導入を決めました。」

V2500は、脳神経外科、整形外科、婦人科の各診察室および内視鏡検査室に設置され、院内システムと接続。患者さんに提供する処方せん、画像を含めた検査結果、順路案内票(指示書)、予約票、同意書など、様々な書類のプリントに活用されている。

「医師が診察室のコンピュータで、薬の処方や投薬方法などを入力し、指示書としてその場でプリントアウト。患者さんにお渡しするという流れですね。内視鏡検査やレントゲン検査などの画像に所見などを記入し、検査報告書としてプリントすることもあります。」

また、医局、薬局などに設置されたV2500は、インターネットと接続したPC環境でも使用されている。セキュリティの問題上、院内システムとは物理的にセパレートされており、ネット上で最新ニュースを閲覧したり、文献などを検索したりし、その情報をプリントしている。

「院内システム、ネット環境、どこに配置しても、V2500の性能には満足しています。とくに、病院内では人の行き来が激しく、OA機器の扱いもラフになりがちなのですが、今までのプリンタに比べて故障率が少ない点に驚いています。もちろん、紙詰まりなどのトラブルもほとんどありません。院内のすべてのプリンタについて、出力枚数やトラブルの回数などをチェックしていますが、V2500の丈夫さは大きな魅力ですね。」

メンテナンスの手間は、ランニングコストのように数値としては見えにくいが、業務効率化に対する効果は決して少なくない。こうしたメリットも十分考慮して、適材適所なプリンタの活用を推進していきたいと、西本氏は考えている。会員管理システム用のGE5000-BR、医療情報システム用のV2500。汐田総合病院では、今後もこれらプリンタの活躍に大きな期待を寄せている。

診察室(脳神経外科)に設置されたV2500

診察室(脳神経外科)に設置されたV2500

処方せん(A5)のサンプル

処方せん(A5)のサンプル

検査報告書(A4)のサンプル

検査報告書(A4)のサンプル

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