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導入事例のご紹介<ハンディターミナル>

ボローニャ市警察様

2006年9月14日掲載

駐車違反監視業務用の端末として、大画面モバイル端末を採用

イタリアのボローニャ市は2005年10月、駐車違反取締りのあらゆる側面に対応した新しい情報処理システム「BraV」の開発を行いIT-500の導入を行いました。取締りを担当するボローニャ市警察の「駐車違反監視員」は、取り締まりに関わる様々な情報をIT-500の画面で確認する事が可能です。例えば、駐車違反の罰金支払状況を簡単に確認することができます。このシステムの導入で、駐車違反監視業務の効率がアップし、公共サービスの向上に役立っています。

ボローニャ市警察の業務の一環として駐車違反の取り締まりにあたる違法駐車監視員

ボローニャ市警察の業務の一環として駐車違反の取り締まりにあたる違法駐車監視員

今回導入されたIT-500M30CBは、デジタルカメラとBluetoothを内蔵し、かつ耐環境性能に優れたハンディターミナルです。内蔵のデジタルカメラを用いて車両の駐車状況を撮影し、駐車禁止区域での駐車や、罰金の対象となる長時間駐車の証拠を記録することができます。また、監視員のウエストベルトに装着したBluetooth対応の携帯プリンタを使って、その場で駐車違反切符をプリントアウトすることが可能です。


イタリアでは多くの地方自治体が同様のソリューションの検討や評価を進めていますが、実際に導入したのはボローニャ市が初めてです。
「もう、違法駐車取締りでミスが起きることはありません。150人の監視員全員にできるだけ早く端末を配布するつもりです」と、ボローニャ市警察の駐車違反監視官ルカ・タロッツィ氏は話しています。ボローニャ市では今後、勤務にあたる全ての警察官にこの端末を配布する予定です。

IT-500端末とウエストベルトに装着した携帯型Bluetoothプリンタを使い、駐車違反切符をプリントアウトする
IT-500端末とウエストベルトに装着した携帯型Bluetoothプリンタを使い、駐車違反切符をプリントアウトする

新システムの効果は非常に高く、ボローニャ市ではすでにそのメリットが現れ始めています。導入からわずか数週間で、駐車違反の取締りに関するミスが激減しました。これまでとは違って、用紙に記入したり、ナンバーを書き写したりする際のケアレスミスがなくなったためです。「これまでの管理システムでは、市の職員が大量のデータを手で書き写したり、OCRで読み取るなどの作業を行っていました」と、カシオのイタリア正規代理店である Nordelettronica社の要請を受けてBraVアプリケーションソフトを開発したシステム・エンジニアのステファノ・バッカーリ氏は話しています。


このシステムは、駐車違反監視業務に多くのメリットを与えるだけでなく、市警察の仕事を大幅に効率化しています。「このソリューションの最大の利点は全く問題が起きないということです。ハードウェアもソフトウェアも、非常に安定しています。全体としても駐車違反の取締りに関するミスが減り、生産性が大きく向上しました」とルカ・タロッツィ氏は話しています。業務がスピーディーに行えるので実際に使用する監視員の満足度も高く、幅広い支持を集めています。業務の効率化が進むとともに、搭載されたデジタルカメラが大きな威力を発揮することもわかりました。

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